二つのぐい呑みを、ひとつの革袋に。|双盃 -SŌHAI-(錦蛇・巾着)

レザーはエイジング、心はアンチエイジング♪
想いを仕立て、人生を彩る。
手仕事が生み出す”美”と”機能”を兼ね備えた、
唯一無二のROCK系レザーアイテムをお届けする
Bobby Art Leather®︎[ボビーアートレザー®︎]代表
レザーアートクリエイター
照下 “Bobby” 稔(テルシタ “ボビー” ミノル)です♪
今回ご紹介するオーダー作品は、
二つのぐい呑みを収納して持ち歩くために仕立てた、オーダーメイドの革巾着です。
作品名は、双盃 -SŌHAI-と名付けました。
きっかけは、以前の作品「結香 -Yuikō-」
以前、ブログでご紹介したパイソンの巾着、
その作品をご覧になったお客さまから、今回こんなご相談をいただきました。
「ぐい呑みを二つ収納して、持ち歩ける巾着を作ってほしい」
ありがたいことに、僕の作った一つの作品がきっかけとなって、
「自分だったら、こんなふうに使いたい」
という新しいオーダーへとつながりました。
これは、革職人として本当に嬉しいことです。
僕が作ったものを見て、
そこからお客さま自身の使い方や楽しみ方を想像していただける。
そして、その想いを聞きながら、
今度はその人のための作品を仕立てていく。
これが、オーダーメイドの面白さなんだと思います。
二つのぐい呑みを、ひとつの革袋に。
今回のご依頼は、
二つのぐい呑みを収納できて、持ち歩ける巾着。
というものでした。
そこで、収納する器の大きさに合わせてサイズを調整しながら、一点ものとして仕立てていきました。
革には、白染めのパイソンレザーの上に存在感のある素上げのダイアモンドパイソンレザーを貼り合わせて使用。(すごい贅沢!)
白からグレーへと移り変わる自然な模様が、とても美しい革です。
そこに白い革紐を使ったハンドレーシングを組み合わせました。


パイソンの表情と、革紐による手仕事。




それぞれが重なり合うことで、
「器を入れる袋」という実用品でありながら、ちゃんと一つの革作品として存在感を持たせることができました。
なぜ「双盃 -SŌHAI-」なのか。
今回の作品を見ながら、僕が考えたのが「名前」でした。
二つのぐい呑みを、一つの革袋に入れる。
ならば、
双=ふたつ
そして、
盃=ぐい呑み
ということで、
双盃 -SŌHAI-
と名付けました。
とてもシンプルですが、
今回の作品には、この名前が一番しっくりきました。
二つの盃を、ひとつの革袋に。
それが、この作品そのものだからです。

ちなみに、僕なら日本酒を入れたい(笑)
「ぐい呑み」と聞くと、僕はどうしても日本酒を思い浮かべてしまいます。
何しろ僕自身、日本酒が好きなので(笑)。
お気に入りのぐい呑みを二つ持って、
お気に入りのお酒と一緒に出かける。
旅先で一杯。
気の合う仲間と一杯。
静かな夜に、一杯。
そんな情景を想像すると、なんだか楽しくなってきます。
でも、この「双盃」を使う人が何を楽しむのかは自由です。
もしかすると、お酒ではなくお茶かもしれない。
お気に入りの器を二つ持って、どこかへ出かけるのかもしれない。
大切なのは、
何を入れるかではなく、
大切な器を持ち歩きたいと思う気持ち。
僕は、そこにこの作品の魅力があると思っています。


「入れ物」ではなく、大切な器の居場所。
革職人として、これまでいろいろなものを作ってきました。
財布。
バッグ。
革ジャン。
そして今回のような巾着。
それぞれ形も用途も違います。
でも、ものづくりを続けていると、少しずつ感じることがあります。
革は、単に「何かを入れるための素材」ではない。
その人が大切にしているものに合わせて、
「これを包むための革が欲しい」
という想いから、新しい作品が生まれることがあります。
今回の「双盃 -SŌHAI-」も、まさにそんな作品です。
大切な器をこだわりの革で包む・・・
そして、その器と一緒に出かける・・・

大切なものだから、持ち歩きたい。
僕自身、革を使ったものを長く愛用するのが好きです。
新品のときの美しさもありますが、
使い続けることで少しずつ変化していく表情にも魅力があります。
今回のパイソンの巾着も、これからお客さまに使っていただくことで、少しずつ変化していくでしょう。
革の表情。
革紐の風合い。
金具の色合い。
そして、この巾着と一緒に過ごした時間。
それらが積み重なって、やがてこの作品だけの表情になっていきます。
だから僕は、
完成した瞬間がゴールではない。
と思っています。
使い始めた瞬間から、
その作品の本当の物語が始まる・・・




一つの作品が、次の作品を連れてくる。
今回の「双盃 -SŌHAI-」を仕立てていて、改めて嬉しく感じたことがあります。
それは、
「結香 -Yuikō-」から、この作品が生まれたこと。
一つの作品を見た誰かの中に、
「自分だったら、こう使いたい」
という新しいイメージが生まれる。
そのイメージを僕が受け取り、
革という素材を使って形にしていく。
そうやって、一つの作品からまた新しい作品が生まれていく。
これは、既製品にはないオーダーメイドならではの楽しさだと思います。
革は、器と一緒に時間を持ち歩く。
二つのぐい呑みを、一つの革袋に。
それを持って、どこへ行くのか。
誰と過ごすのか。
何を楽しむのか。
それは、この作品を手にしたお客さまの自由です。
僕が仕立てるのは、革。
その革に包まれた器とともに、
どんな時間を過ごすのか。
そこから先の物語は、使ってくださる方が作っていく。
そんなふうに考えると、
革職人という仕事は本当に面白いなと思います。

双盃 -SŌHAI-
二つのぐい呑みを、ひとつの革袋に。
大切な器には、
大切な居場所を。
そして、その革袋を持って出かけた先で、
一杯のお酒を愉しむのもいい。
お茶を愉しむのもいい。
あるいは、器そのものを愛でる時間を楽しむのもいい。
その人にしかない「大切な時間」を、
そっと包んでくれる革袋になってくれたら嬉しいです。
一つの作品から、また一つの作品へ。
「結香 -Yuikō-」を見てくださったことから生まれた、
「双盃 -SŌHAI-」。
これからも僕は、
お客さまの「こんなものが欲しい」という想いに耳を傾けながら、
まだ形になっていないものを、
革という素材で仕立てていきたいと思います。
Bobby Art Leatherは、革を作るブランドではない。
人が「自分らしく生きる勇気」を、
革という形に仕立てるブランドである。
そして時には、
大切なものと、大切な時間を持ち歩くための革
も仕立てていきたいと思っています。
双盃 -SŌHAI-
二つのぐい呑みを、ひとつの革袋に。
あなたなら、この革袋に何を入れて、
どこへ持って出かけますか?

Bobby Art Leatherは、
革製品を作るブランドではありません。
人生の節目や挑戦、
そして、あなたらしく輝く瞬間に寄り添う
レザーアイテムを仕立てるブランドです。
それではステキなレザーライフを!

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