誰でも簡単に作れる ダブルクロスステッチ レザーブレスレット 講座(初心者・革細工・ヌメ革・趣味・レザークラフト)
このブログを綴っているのが2019年7月29日・・・七福神の語呂合わせで福神漬けの日なんだそうです。
7/31~8/2の期間、鳥取県米子市にある米子ファッションビジネス学園の
サマーキャンプへレザークラフトの講師としてお誘いいただきました♪

さっき地図を見ると想像よりもまぁまぁ遠くてビックリ!
ギターもぶら下げて出かけるので久々の一人旅気分です♪
関西・大阪発ロック系レザーファッションを展開する
ビスポークレザーブランドBobby Art Leather ®(ボビーアートレザー)
小豆島出身レザーアートクリエイターのボビーこと照下”Bobby”稔(テルシタ”ボビー”ミノル)です。

レザーを使って初心者の方が簡単に作れそうでカッコいいブレスレットを考えてもらいたいとのご要望をいただいたので、
初めて革を触る方に”デキる喜び”を味わえるようなレザーブレスレットの制作体験を一緒に過ごさせていただきます。

ヌメ革と革ひもを使ったダブルクロスステッチ・レザーブレスレット
商品にするにはかなり稚拙かもしれないけれどレザークラフト(革細工)の世界へ
一歩踏み出すのに良いキッカケに繋がってもらえれば幸いです。

★準備するもの(参考程度)
- 革ひも(約100センチほど)
- ヌメ革約2mm厚(写真は素上げのヌメ革)
- ギボシ
- 型紙(工作用紙・画用紙・方眼紙など)
★工具類(参考程度)
- カッターナイフ(革包丁)
- 定規(30センチ以上)
- ハサミ
- 銀ペン・もしくは鉄筆やフリクションボールペンなど
- カッティングボード
- ポンチ(穴あけ用)
- 木槌(穴あけ用)
- ゴムマット(穴あけ用)
- レース用針2本(なくてもいいけどあると便利:無い時はセロテープで代用)

型紙を作るうえで、まず手首の太さを測ります。
ブレスレットを固定するためのギボシと穴の位置を決めるのですが
僕の場合、17センチほどでした。経験上だいたい1.5~2センチほど足して
ギボシと穴の位置を19センチに設定(長さは革の厚みや硬さによります)

今回は2センチ幅で長さは21センチ その間に1センチピッチで穴をあけた型紙を用意します。
型紙を作る際にカッターナイフを使う場合は必ずカッティングボードを敷いてください。

銀ペンで革にトレースしていきます。
ヌメの場合は鉄筆や千枚通しやコンパスの針で代用できます。

革にトレースし終えたら・・・

カッターナイフで余分な革を切り落とします。
下には必ずカッティングボードを敷いてください。

ゴム板を下に敷いてポンチと木槌をつかって革に穴をあけていきます。
その際革とポンチを垂直に当てて木槌でポンチをまっすぐ叩き込みます。
ちなみにポンチの穴径は約Φ3ミリを使用しています。

穴をあけ終えたらギボシが通るよう8mmほどの切り込みを入れます。
商品として仕上げる場合は専用の工具や蝋でコグチ(コバ)を磨きあげたり
裏側(床面)のケバ立ちを抑える処理をしたり
専用塗料やアクリル絵の具で素上げのヌメ革に染色を施すのですが
今回はこのまま先に進みます。


革ひもの両端をカッターナイフでナナメにカットします。

革ひもの両端にレース用針を取付けます。
その際に厚みがある革ひもをお使いの場合はペンチで挟んだり
あるいは木槌で先端を叩くなどしてペチャンコにしてください。
レース用針がない場合はセロテープをこよりのように巻いて先端を尖らせ硬くしてください。

最初は革ひもをブレスレットの上段を裏から針を通します。
穴に通した革ひもを左右同じ長さに整えます。

左側の革ひもを右側の3段目に通します。

次は右側の革ひもを左側3段目に通していきます。

すると右側の革ひもが上にくるバッテンができましたネ。

左側の穴に通した裏側にきている針を左上(2段目)に表へ通し
右側の穴に通していきます。右側も同じ要領で・・・

こんな感じ・・・左から右・右から左へと同じように繰り返していきます。

この規則性のある革ひもの重なり具合で生み出された柄が美しいのです。

通し終えたところで余った革ひもの始末をします。

ブレスレットをひっくり返すとこんなふうになっています。

革ひもの始末の仕方は職人それぞれ違うのですが、今回はボンドを使わないので
Bobby Art Leather ®(ボビーアートレザー)なりの手法でご説明させていただきます。
まず対角の革ひものスキマに針をくぐらせます。

もう片方も対角に針を通してクロスさせます。

もう一回針をくぐらせてクロスさせた箇所に針を通します。

両方の針を通し終えたらカタチを整えます。

余った革ひもをハサミでカットします。
ほどけるのが心配な方は革ひもの裏に木工用ボンドなどをつまようじですくって
革ひもの床面(裏)に塗ってあげてもよろしいかと思います。

表からみるとこんな感じです。あとはギボシを取り付ければ
ダブルクロスステッチブレスレットの完成です。

腕に巻く前にやって欲しいことがあります。
ギボシを通すために切込みを入れた箇所が最初は硬いので
何度がハメたり外したりして革を馴染ませてください。

ちょっとしたアクセントになりますネ。ターコイズのブレスレットを重ね付けしても
カッコイイでしょうネ。
夏休みの工作がてら子供達と一緒に作ってみたり
ベルトやバッグの取っ手などにこのステッチの手法を使ってカスタムしてみたり
イメージを膨らませてくれたら嬉しく思います。

素上げのヌメ革は水に濡れるとシミができるので
ラナパーなどのワックスを塗ってあげるといいでしょうネ。
僕個人としては濡れる前に一度水を含ませたタオルや布地で
均一に水拭きします。そうすることで水ハネのシミが付きにくいのと
経年変化した時にいい感じのツヤと飴色に育っていきます。(くれぐれも自己責任で・・・)

いまでこそBobby Art Leather ®(ボビーアートレザー)はハンドメイドのスタイルで革ジャンやハットなどを手掛けていますが、
スタートは見よう見まねで安価なハギレを見つけて曲げてみたり、ねじってみたり、カットしてみたりして革小物を作ってきました。
今思えば恥ずかしいくらい低いクオリティーです。
でも周りで褒めてくれたり、喜んでくれる人がいたり沢山の失敗を繰り返しても、その中で励ましてくれる人がいたり・・・
アップダウンの激しいジェットコースターのような毎日を生きてるけれどレザークラフトの世界と出会えたおかげで、
普段の生活では会えないような人達とご縁が生まれたりこのブログを読んでくれるあなたと出会うことができました。

もし僕のブログを読んだ若者が、ひとりでもレザークラフトに目覚めてくれたり
自分の手で何かを表現する喜びを感じて”将来の夢”につながってくれたらサイコーです!
Bobby Art Leather for Japan for Everyone !
Love & Peace ☮ Love & Music ☮ Love & Leather
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