【動画で解説】革の話・蛇革の魅力(高級皮革素材・エキゾチックレザー・ダイアモンドパイソン・ウォータースネーク・コブラ・ガラガラヘビ・ニシキヘビ・モラレスパイソン・爬虫類皮革)
インターネット上に無数のレザーブランドがあるにも関わらず
Bobby Art Leather ®(ボビーアートレザー)のブログにお越しいただきありがとうございます。
関西・大阪発ロック系レザーファッションを展開する
ビスポークレザーブランドBobby Art Leather ®(ボビーアートレザー)
小豆島出身レザーアートクリエイターのボビーこと照下”Bobby”稔(テルシタ”ボビー”ミノル)です。
2020年9月から配信を続けている【Facebook LIVE配信番組 “Bobby”のPhilosophy of life】
2021.1/8からInstagramのIGTVでもアーカイブ映像をご覧いただけるようになりました。
今回は【蛇革の魅力】について配信させていただいておりますのでぜひご覧ください。
尚、テロップ付きですので電車の中など音声を出せないシチュエーションの方にも
音声をミュートしてお楽しみいただけるようにさせていただいております♪
▼第129回ライブ配信・蛇革の魅力はコチラ▼
今回はBobby Art Leather ®(ボビーアートレザー)の作品の中で
かなりの頻度で使われている蛇革の魅力に迫ってみたいと思います。
上の写真は今から10年以上前から使っている
ダイアモンドパイソンを貼った私物のブックカバーです。
蛇革の魅力はふたつと同じ柄が無いという独特のウロコ模様
比較的汚れにくく、薄くて柔らかい素材のわりに丈夫です。
(写真のインレイは小さいウロコが特徴的なベビーパイソン)
そして使い込んでいくうちにウロコの端が少しめくれ気味に立ってきて
独特の色目に経年変化を遂げてくれるところでしょうか・・・
普段使いでしたら、よほどのことがない限りウロコが剥がれ落ちることはありません。
写真の左側手前はダイアモンドパイソンを貼った新品のロングウォレット
右奥が10年使っているダイアモンドパイソンを貼ったブックカバー
同じ種類のニシキヘビのナチュラル光沢仕上げのレザーなのですが
日頃触る機会が多いレザーほど経年変化が著しく映えますネ。
特に財布となると一年中身につけるアイテムなのでレザーの成長が楽しみな素材です。
蛇の種類や個体にもよるのですが、長財布などのように幅が必要な場合は
横幅が最低でも22センチ程必要なために3メートル級の
ダイアモンドパイソンの革が必要になります。
写真はダイアモンドパイソンのマット仕上げタイプで長さが約3.6メートル・・・
一番太い箇所で約33cm巾の化け物級です。
1.8メール級の巨大なクロコダイルの背中の革やベルトでさえ
とても小さく見えてしまう程、巨大なニシキヘビ(大蛇)です。
基本的には蛇の柄を活かすために、お腹から割いたベリーカット
現在在庫はしていないけれど蛇腹(ジャバラ)のワイルドさを活かしたバックカットがあります。
アトリエにストックしているダイアモンドパイソンの写真を載せてみます。
天然柄を活かしたナチュラルなマット仕上げ
こちらは一般的によくみかける天然柄の光沢仕上げしたタイプ。(部分)
柄は残してピンクに染められたダイアモンドパイソン
こちらも特徴的な柄を残して赤に染め上げられたダイアモンドパイソン
ツヤ消しの黒で染め上げられ柄を消したニシキヘビです。
特徴としては他の素材よりコシがなくとても柔らかく衣料用に適している仕上げの蛇革です。
黒系でまとめられた革ジャンの襟元などに使うと映えそうです。
今回ブログを書く上で素材を再度検証していくうちに判明したのですが
蛇革の柄の形状が他と明らかに違うのでニシキヘビの中でもチャコールグレーに染められた
モラレスパイソンと思われます。(コチラの商品ページも訂正させていただきます)
巨大アナコンダにも似てるような・・・
ダイアモンドパイソンのような大きい幅ではないのですが
ガラガラヘビや
コブラもカッコいいですネ♪
同じ蛇革でも高価なダイアモンドパイソンと比べてリーズナブルな価格帯の
ウォータースネーク(水蛇)も作品のアクセントに使う機会が多い素材です。
ウロコの風合いはワイルドなダイアモントパイソンと比べると優しい雰囲気ですネ。
コチラはオリーブグリーンに染めあげられたウォータースネーク
こちらの仕上げの方が柄の雰囲気がわかりやすいですネ。
蛇革は丈夫なほうですが伸縮性に欠けるため上の写真のように裏地素材を貼り合わせて
販売されている場合もございます。
お手入れについて
普段使いでしたら神経質にならなくても良いくらいなのですが
爬虫類専用の防水スプレーやクリームも適量塗布して
磨いてあげると長持ちしますし魅力的な経年変化を味わうことができます。
蛇革に限らずレザー全体にいえることなのですが、
水濡れには弱い面があるのでもし濡れてしまった場合には
乾いた布で水分を吸わせてカタチを整えて陰干ししてあげてください。
レザーは使わなくなるとカビが生える可能性が高いので長期保存される場合は
皮革専用のブラシでブラッシングしたりセーム革などで磨きあげたりして
なるべく風通しの良い場所で保管してくださいネ。
やっぱり蛇革は作品としてカタチになった時に
素材のカッコよさが引き立ちます。
近年素材の仕入れ価格が高騰しているエキゾチック系レザーですが
唯一無二のダイアモンドパイソンをあなたのコレクションに加えていただければ幸いです。
それでは一部ですが蛇革を盛り込んだ作品達をご覧ください。
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>>【革の話・革の種類】
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